2013年12月31日火曜日

今年1年ありがとうございました! これは試練なのでしょうか?

無事に事故も無く 一年を過ごす事ができました。

今年は 浜松終活フェアー・名古屋終活フェアーで、海洋散骨相談コーナーを担当させていただきました。
相談内容は ズバリの海洋散骨の事では無く お骨の行方の相談から始まるのが実情でした。
海洋散骨は 旅客船業なのですが、葬送業の一部と考え自分なりに日々考えております。

11月に父が亡くなり 考えさせられる事も多くありました。
昨年の12月28日に具合が悪くなり緊急入院 年明け迄持たないかもしれないと医師に告げられましたが、体調も良くなりリハビリも続け無事春に退院して 酸素吸入器は手放せない体でしたが、自ら車を運転して外出出来る迄になりました。
そんな事から 父は感謝の気持で、亡くなった時は解剖を認めると 担当医に告げました。
死亡診断を終えた後に 医師より解剖許可の打診が有り 父の遺志を尊重し用紙にサインしました。
医師の説明は 「今から冷蔵庫に朝迄保管して 明日の朝より解剖を始めて12時にお引き渡しになります。」 冷静ではない状況で、聞き流してしまう方も多いかもしれません。
故人を全く尊重していない この優しさの無い言葉に 憤慨して怒鳴りつけたかったのですが、母の手前 引渡しの時に冷静に話をさせて頂こうと怒りを腹の中に納めました。
こちらが、死亡解明の解剖を依頼した訳ではないのですから、最低でも「ご遺族に代わり朝迄私達が大切に預からせて頂きます。」の言葉は必要と思います。

翌日 30分前の11時30分に到着 終わりは13時になると告げられ急いで搬送の時間変更を変更
お寺様は自宅に15時お願いしているので、1時間遅れはなんとか間に合う時間です。
先に昼食を済ませ 12時30分に霊安室横の狭い暗い待合室に案内されました。
ここで再度 13時に解剖が終わり処置が終わる時間は13時30分との事 お寺様に連絡して1時間遅らせ 搬送は到着済みなので、理由を説明して待って頂く事にしました。
13時30分を過ぎても案内が無く 40分頃にガシャガシャと搬送用のストレッチャーの音が響きました。それでも案内が無いので、そっと扉を開けて通路を覗くと 霊安室横の処置室に搬送の方とストレッチャーが入り込んでいました。
瞬間に 今年一番の大声で、「引渡し前に何で搬送のストレッチャーが入っているんだ!!」と叫んでいました!
普通は霊安室で病院から遺族に引渡し後 搬送に引渡しが、通常と思うのですが、結果は搬送車の前での引渡しとなりました。
医師からの最初の言葉は解剖結果 全くわかっておりません!!
私から最後に医師に伝えました。「今回の解剖は結果を知りたくて 父も私達もお願いした訳ではありません。2回も元気に家に戻れた父から 病院では無く貴方への感謝の気持が解剖許可となっています。冷蔵庫に保管の言葉から始まり 最後はこの結果 今回貴方から父への感謝の気持は何処にあるのか?  病院は用紙にサインをもらえば物扱いなのか?
私は貴方の行った事は 一生忘れない!!   貴方達がかわってもらわなければ、同じ思いをされる方が増え続ける。」

母が病院から手渡された白い包みには ご香典が入っておりましたが、葬儀が終わった当日の夜 病院に出向き 優しく看護して頂いた看護士様達に感謝の言葉を伝え 今回の扱いでは拒否しますので、先生にお返し下さいと返却しました。
その後 後日解剖結果をお知らせしますと伝えた 医師からも何も連絡がありません。
この小さな抵抗は 担当だけでもみ消されてしまって上には伝わっていないかと思いますが、少しの看護士様に私の気持が伝われば、良いかと考えております。

火葬場でも問題発生!  この事は後日UPさせていただきます。

父の死から学んだ問題点  一般の方が見過ごしてしまう事も見えてしまう事は 葬送業の一部としての お客様の視点に立って海洋散骨を行わなければならないとの試練かもしれません。

今年一年ありがとうございました。


2013年11月30日土曜日

有言実行

11月27日 午前1時20分 父が76歳で人生の幕を閉じました。


「ご遺骨は粉骨をすると 1/3以下の量になってしまいます。中部地方など部分拾骨が通例の地域では 乗船人数によってはご遺骨の量が少な過ぎて お一人様一袋ご用意出来ない場合もあります。
火葬場に残されたご遺骨の行き先ははっきりと知らされておりませんし 残す事を通例の事と思い疑問に思われる方は少ないと思います。
ご遺骨の量が全てではありませんが、多い方が華やかな新たな旅立ちとなります。
寺院・お墓と納骨先が決まっている方にも 全て収骨して一部のご遺骨の行き先として海洋散骨を選択するのも 大切な故人様への優しさかもしれません。」

上記は 私が、HP・パンフレットでお伝えしている文章となります。
終活フェアー等の 海洋散骨相談ブースやお客様との直接相談の時にも この事は必ずお伝えしている事柄になります。

弊社での海洋散骨は 99% 故人様が生前に海を希望されております。
文章では柔らかく表現しておりますが、火葬場に残して来た「ご遺骨」は廃棄処分です。
残して来た事は 「廃棄処分」を認めた事にもなります。

父は海への希望はありませんでしたが、私の意志を母に伝え全拾骨致しました。
我家には 菩提寺もありお墓もありますので、祖父・祖母と同じように 名古屋の東別院とお墓への納骨予定です。
一部は 自宅に残して 以前にお墓の移動の時に一部取り出した娘の遺骨と一緒に供養したいと考えています。
残りの遺骨は 父は望んではいないかもしれませんが、世界の海に旅立ってもらいます。

拾骨に立ち会って頂いた 親戚一同も全拾骨のお話を伝えた後には 火葬場に残してくるご遺骨の多さに驚いておりました。
病院から火葬場迄 考えさせられる場面が、残念ながらありました。
その事については 次回UPさせていただきます。

下記もご覧下さい。
http://simakaisou.blogspot.jp/2010/10/blog-post_11.html




2013年8月28日水曜日

平成25年 5月14日 海洋散骨式

名古屋と関西からのお客様 3名様の海洋散骨式でした。

近鉄でお越しでしたので、鵜方駅迄お迎えです。
名古屋と関西から志摩迄は 同じ様な距離で、志摩に11時到着 海洋散骨を行ってからお帰りの予定です。
中部地方・関西地方 志摩の日帰りは十分可能です。週末の高速道路の渋滞を考慮すると交通機関の方が楽かもしれません。

海面近くでのお別れが希望で、個人散骨4名様プランです。




海面に手を差し入れ いってらっしゃい! と声をかけながら明るい故人様とお別れです。




浮かぶ献花の鮮やかさにも感動頂きました!






今回も天候が良く ゆったりとセレモニーを行う事ができました。

ご遺骨の供え花 (リース)



カーネーション(グリーン・ピンク)・スプレーカーネーション(オレンジ・スターダスト)・
スプレーマムマム(オレンジ)・スプレーポンポンマム(グリーン)・カスミソウ・ルスカス


献花



5月6月の花
*スプレーカーネーション(スターチェリー・スターダスト)*カーネーション(グ
リーン・ピンク)
*ゴールドコイン(金メダル)
その他の花

* カスミソウ(花糸撫子)*マム(アナスターシャ)*プチアスター(ムラサキ)*スターチス(ピンク)
*スプレーマム(オレンジ・白)*スプレーポンポンマム(グリー)*アジサイ*バラ

2013年8月23日金曜日

陸からのお薦めのポイント 磯笛岬の 「ツバスの鐘」

志摩でも 陸から太平洋の絶景を眺められ 英虞湾・五ケ所湾出港の散骨ポイントも目視できるポイントとなります。
弊社では 回忌法要プランは以前は商品としていたのですが、散骨地点が目視できる好条件であり 散骨地点は墓標では無く 新たな出発の地との解釈より廃止致しました。


2000年に日本の夕陽百選認定地となった程 夕陽が綺麗に見える志摩でも指折りの場所となります。


写真の中央奥に見えるのが、志摩半島の先端 御座になります。


この場所をご紹介する様になってからは 海洋散骨のお帰りにこの地に立ち寄る方も増えてきました。


鐘の両側には 願い事が書かれた檜扇貝が吊るされております。
檜扇貝はこの地の山側の ペンション ベッラ・マーレ でお買い求めいただけます。

節目等に 志摩の地を訪れ ツパスの鐘を鳴らして 出発地点に手を合わせ 故人様の航海の無事を祈る・・・・・・
こんなことが出来るのも志摩の魅力です!!


2013年7月19日金曜日

蒲郡〜神戸 ヨット回航 2013年7月15日〜17日

長いお付合いの ヨットレースチームの CHOVE CHUVA より レース後の回航メンバーが足らないとの事で依頼がありました。
チームの一員で、私の船の係留地にヨットを係留している 柴原氏と二人の回航となりました。


7月13〜15日に蒲郡のラグーナマリーナで開催されていた 全日本ミドルボート選手権 の終わる頃にラグーナマリーナに到着


前日迄 総合暫定成績1位でしたが、惜しくも結果は2位の大健闘でした。
チームCHOVE CHUVAは 以前は三重県津をホームポートとしていましたが、現在は新西宮ヨットハーバー(KYC) をホームポートとしてヨットレース活動をしています。


回航するヨットは X-35 このヨットは 国内と世界各地にワンデザインクラス協会も設立されています。http://www.x-35.jp/#
ワンデザインクラスが設立されている艇種は少なく 完成度が高くバランスのとれたヨットの証明でもあります。


17時出港予定をしていましたが、日が変わる迄は10m以上の風が吹く予報でしたので、レースの打ち上げに途中迄参加して ハーバーに戻ると風も弱まっていたので、18時30分に出港!
約220マイル(海里)先の新西宮ヨットハーバーを目指しました。
平均艇速度6kt 約36時間 17日の午前6時着を予定 少し遅くなっても日の暮れる夕方迄には到着出来る予定です。



志摩沖に到達したのは 午前2時 渥美半島の伊良湖手前から志摩迄は 予想通り良く吹かれました!  向かい風でなかったのが救いでした。
ここから先 潮岬迄は 電話の電波も届かなくなります。
ソフトバンクは特に海上では弱い こんな時はドコモが欲しくなります。



潮岬通過は 13時55分 志摩沖から12時間 逆潮もあり中々艇速が伸びませんでした。


荒れる事の多い潮岬  追手の風もあり楽に通過できました。


白浜を通り過ぎたあたりで、日暮れ時間です。


陽が沈むに連れて赤が強くなって行きます!


陽が落ちてから 海面が赤く染まり始めました!



最高に染まった瞬間 !   



こんな時の為にカメラを持って来たのですが、操船中の為iPhoneで我慢。


日が変わった頃に 和歌山市沖を通過


残り19.7NM  約3時間半で到着予定と判断しました。


西宮の夜明け


無事 6時30分に到着 予定通り36時間の全行程でした!

長距離のヨットの回航は何度も経験があるのですが、完全レース仕様のこの艇には クルージングなどには必需のオートパイロット(自動操縦装置)が装備されていません。
舵の効き具合も クルージング艇と違い敏感すぎる程 iPhoneを操作する為に体をラット(舵)に押さえつけていても 瞬時に向きが変わってしまいますので、全く手が離せません!!


座りながら操船する事もあるのですが、大部分はこの体勢のまま交代しながらの操船になりますので、非常に腰に負担の掛かる回航でしたが、2011年に行った 広島〜志摩迄の回航に比べたら 風向き・天候にも恵まれた楽?  な回航でした。

広島〜志摩回航の様子は下記の記事順にご覧下さい。


ヨットを安全・無事にホームポートに回航する事も 海洋散骨でお客様を安全にお乗せする事に大変役立っている事は間違いありません。

2013年7月13日土曜日

平成25年 5月3日 海洋散骨式

静岡より5名様の海洋散骨式でした。


海面近くでのお別れがご希望で、個人散骨4名様プランに一名追加となりました。



上から見下ろすのでは無く 横から故人様の旅達を見送る事が出来るのが、このプランの最大の利点です。




献花も上から撒くのでは無く 優しく置くイメージです。



お酒を飲まれない故人様でしたので、献酒の代わりにお茶にしました。


献酒が終わる頃に 献花がゆっくりと潮に流され始めました。

無言の長い時間が・・・・・・・・・

最後のお別れのリース





お客様から帰港してくださいの言葉を聞く迄 私達は無言で待ちます。




ご遺骨の供え花 (リース)


カーネーション(グリーン)・ポンポンマム(オレンジ)・スプレーポンポンマム(エンジ)・バコパ・デルフィニュウム・ルスカス・オオニソガラム(オレンジ)・デンファレ(白)・スプレーマム(オレンジ)


献花



4月5月の花
*スプレーカーネーション(スターチェリー)*カーネーション(グリーン・エンジ

*バコパ(白)*オオニソガラム

その他の花
*ビオラ(黄・白) *バンダモカラ(オレンジピンク)*プチアスター(白)*デルフィニュウム
*ガーベラ(ピンク)*ストック(白)*スターチス(ピンク)*スプレーマム(オレンジ)
*ポンポンマム(オレンジ)*デンフアレ(白・アンナ)*スプレーポンポンマム(グリーン・エンジ)