2012年11月6日火曜日

新たな出港地を探す!

日曜日に弊社の海洋散骨を扱って頂いている 葬儀社様より静岡の愛知県よりの西地域で、海洋散骨が行えないかとのお問い合わせがありましたので、昨日に船探しに静岡県に行ってきました。

三重の大王崎〜伊豆半島の間の遠州灘は 何度も回航・ヨットレースで走っているのですが、寄港できる港は御前崎から東側の駿河湾になり 愛知県の豊橋・静岡県の浜松からは遠方になってしまいます。

一番最適な出港場所は浜名湖の一カ所なのですが、海洋散骨のマナーからしても湖内で行う事は出来ませんので、太平洋迄出て行く必要があります。
浜名湖から太平洋に出るには 難所といわれている今切り口を通過しなければなりません。


写真の通り水路の様な狭い航路になりますので、当然潮の流れは早い時は最大で7ノットにもなる可能性がある場所です。
潮流7ノットは ヨットで最大艇速と同じ位ですので、ヨットでは前に進めない状態の早さとなりますので、転流時(潮止まり)を狙って通過しなければなりません。
浅瀬も多く 下げ潮の時は太平洋からのウネリと潮がぶつかり危険な三角波も発生します。

レンタルボートを探しましたが、やはり23・24フィートの小型艇しかありません。



基本的にレンタルボートは船を持たない方が、年に数回遊ぶ為のボートで湖内だけの制限となっていました。
キャビンは5名様ぐらいは座る事のできるベンチシートが付いているのですが、制限無くても難所を通り太平洋上迄出る勇気はお客様を乗せなくてもありません。
大手の経営するマリーナなので、レンタル会員になれば、三河湾でもレンタルできるのですが、それ以前に海洋散骨(営業用)の為のレンタルは予想通り不可でした。
これだけは確認しておかないと後のトラブルになります。

チャーター出来る船探しとなるのですが、浜名湖の場合は自然には関係無い高さ制限があります。
浜名湖に掛かる橋の高さが低いので、余程小さなヨットで無い限りはマストを倒さなければなりません。ボートでもキャビンの上で操縦できるクルザーなどは高さを低くする為に改造しなければなりませんので、湖内の大型のクルーザーが全て外洋に出られる訳ではないのです!
観光地ですから湖内だけのチャーターが基本になっている浜名湖です。


志摩で行っていると同様 天候による順延  当日の細かな時間調整これは非常に時間な無駄が有り簡単な事ではありませんが、これに同意して頂かなければ良い海洋散骨はできません。
あちこちボートを保管しているマリーナを廻り続け 一日で、なんとか外洋に出られこちらの要望も理解頂けたチャータ出来る業者を見つけられました。
細かな事をこれから決めないといけませんが、浜名湖からの海洋散骨の第一歩です!