2012年9月13日木曜日

平成24年 9月 8日 海洋散骨式

滋賀県からご両親 東京からお嬢様の3名様の海洋散骨でした。



鳥羽に一泊のご予定でしたので、予備日を9日としておりましたが、予報は両日 曇り/雨でしたので、前日に8日に行う事を確認してお昼に鵜方駅にお迎えに行きました。

個人散骨4名様プランの使用艇は 突然の雨には対応しきれませんので、6名様キャビンプランの艇に急遽変更しました。


後部 デッキ部にも屋根がありますので、雨の中のセレモニーも安心です。


乗船前に一時雨が降りましたが、直ぐに雨も止み晴れ間の中で出港できました。


今回はお客様ご自身で粉骨をされるとの事でしたので、事前に水溶性の袋をお送りしました。

ご遺骨の袋をお預かりして量の少なさに悩みました。
4名様プランの使用艇ならば 水面に手を添えて散骨しますので、少ない量でも海に溶込んで船出される姿を見て頂けるのですが、デッキが高く風も4m程ありましたので、袋からご遺骨だけを散骨してしまうと風で飛んで行ってしまいます。
袋の状態で散骨する場合は 袋が溶ける迄少し時間がかかるので、水面下となります。
それなりの量があれば目視できるのですが、手の平に乗るだけの量ですから 潮に流されやすくあまり深くですと目視出来ない事になってしまいます。
今回は袋の上部をご遺骨ギリギリに切り静かに海面に散骨して頂きました。


私の予想通り 着水後上部を開いているので、ご遺骨は海面上で海に溶込みながら 故人様の新たな船出をご遺族に見て頂く事が出来ました。
海洋散骨においては 失敗の許されない何度行っても一番緊張する場面であります。



故人様の船出を祝い 献花です。



献酒


最後のお別れのリース




お花の紹介

献花
9月・10月の季節の花
姫ヒマワリ(姫向日葵)・ケイトウ(鶏頭)・ミヤマリンドウ(竜胆)・セロシア(野鶏頭)

その他の花
オンシジュウム・スプレーマム(オレンジ・黄)・バラ(ピンク・グリーン・オレンジ)・デルフィニュウム・アルストロメリア(オレンジ)・ガーベラ(オレンジ・エンジ・黄)・デンファアレ・スターチスシネンシス(黄)


ご遺骨の飾り花 
 オプションのリースを選んでいただきました。

デンファレ(白・ピンク)・スプレーマム(オレンジ)・デルフィニュウム(ブルー)・ケイトウ(オレンジ・ピンク)・ヤマアジサイ(グリーン)・フィッカス



今回 お客様にご遺骨の量が少なかったので、納骨もされているのかと思い話を伺ったところ 葬儀社様より海洋散骨ならば少ない方が良いとの事で、少量になったとの事でした。

ご遺骨が溶込んで行く様を確認出来ない様な湾内などを選択から外し 中部地方では透明感のある海面の志摩を選んだ弊社ではこの部分を大切にしたいと考えております。


まだまだ海洋散骨を扱われていても 内容の全てを理解されている葬儀社様は少ないと予想します。

よろしければ、以前の記事「全収骨の勧め」をご覧下さい。

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