2011年4月10日日曜日

海洋散骨式の音楽について

海洋散骨式においてお客様の記憶に残る事の1つにBGM(音楽)があります。
散骨申込書にご希望のBGMを記入頂くのですが、指定して頂ける方とお任せは今の所半々となっています。


海洋散骨を始めて最初の頃は 散骨式の流れとしてご希望のBGMをセレモニーの始まりより流していたのですが、散骨→献花→献酒とセレモニー中に流していてもお客様の記憶には残りづらいと判断して 最近は閉会をして散骨ポイントを大きく旋回している時に流すようにしています。


最後の海に浮かぶ花輪を見ながら故人様を偲んでいる時のBGMはやはりお客様の印象に深く残ります。


波と風の自然の音をBGMにするのも良い選択でもあります。
セレモニー時はあっさりとオルゴール曲をお勧めしています。


近県からのご依頼が多数ですので、メール・FAX・電話で無くお客様のご自宅等に伺って散骨式の打合せをする様に努めています。
大切なご遺骨を送る不安を無くする為もありますが、直接お会いする事は音楽をセレクトする私にとってはとても参考になる事でもあります。


3月5日の散骨式のお客様はとても音楽にこだわりのある方でした。
長女のお嬢様からは亡くなられたお父様の車にEnyaのCDが残っていたので、是非Enyaを中心に 次女のお嬢様からは石原裕次郎の我が人生に悔いなしが海を好きだった父にはピッタリと
お母様からはクラッシックがご希望との事でしたので、事前に進行に合わせ曲をセレクトしました。


大型クルーザーでの散骨式でしたので、デッキでのお迎えに小野リサボサノバで明るく→キャビン内でのご説明時は歌無しのSanford HinderlieAmazing Graceスロージャズピアノ→散骨地点到着前Enyaの海に合うWater Shows The Hidden等→散骨式はEnyaWatermarkで始まり後は静かにEnyaオルゴール曲→最後のお別れの散骨ポイントを大きく旋回している時は石原裕次郎我が人生に悔いなし→散骨ポイントを離れる時はクラッシックの淑野裕香子Amazing Grace帰港となりました。




音楽の再生機器にはiPodを使用して多くの曲を 洋楽和楽問わずセレクトして用意しています。
その日の天候・雰囲気に合せ瞬時に選曲できる様に準備しておりますので、当日のBGMのご指定も可能となっております。


志摩海葬ではお客様の良き思い出になる様に 献花と音楽には特別な思いを込めセレクトしています。

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