2011年3月17日木曜日

災害時こそ 亡くなった方へ生きている人間と同じ尊厳を!!

前回の投稿から 私の少ないネットワークへのメール ツイッターでの呼びかけ・ダイレクトメッセージ等でお願いをしていますがこの非常事態の中では、私の出来る小さな支援は残念ながら進展はありません。

災害時にはどうしても 生きている人間が先決となってしまいますが、アメリカでは"亡くなった方へ生きている人間と同じ尊厳を!!" との事で、連邦緊急事態管理庁(FEMA)の管轄下で災害時には24時間以内に被災地に入り活動するDMORTの名称の専門家チームがあります。

国内ではどのようにを広げていくかと模索しながら DMORT研究会遺族支援を中心に活動しています。

今回の様に大勢の遺体が発生するような災害現場では、法医学者、検視官、法歯学者、病理学者、指紋採取技師、DNA検査技師、精神保健専門家らによって組織された災害時遺体管理対応チームがあれば、現場での遺体の管理・死因の特定・早い遺体の引渡し等が期待できます。
DMORTは本来ボランティア組織なのですが、派遣要請時は臨時の連邦職員として派遣されます。アメリカではポランティア(寄付したサービス)によって所得税控除があるなどして 税制面での支援等ポランティアを支援するといった日本では無い社会基盤があります。

DMORTとはDisater Mortuary Operational Resoponse Teamで、1980年代に大規模災害や事故現場で、遺体関連の処理をしていた葬儀屋が全米規模のシステムを立ち上げたことから始まっています。消防・警察・救急医療から長期的な被害者支援を含めたグリーフケア迄の総合的なネットワークが日本にも必要と思います。

昨日からツイッターの呼びかけから支援の動きが出て来ています。
交通網も徐々に改善されていますので、期待していますが、一部ご紹介します。

葬送を考える行政書士さん(@project173)が寺院に呼びかけ救援物資をお寺〜お寺へリレーで物資輸送を呼びかけ本日朝迄に宇都宮迄つながりました。

関東の葬儀屋さん(hanakokoro)が、支援物資を一般から受付して昨日緊急車両通行証を入手して本日 多賀城市役所に向け出発されます。

ツイッターにて関東の葬儀屋さんとやりとりしていましたが、主に燃料補給が可能でない限り依頼があっても残念ながら受けられない状況です。今後燃料の補給が改善される見込みですので、ご遺体の搬送も増えると期待しております。
身元確認出来ていても集団埋葬(土葬)になってしまっては残されたご遺族の心の傷はいっそう深いものになってしまいます。一人でも多くの亡くなられた方達が、人間としての尊厳が維持できるように祈るばかりです。

0 件のコメント:

コメントを投稿