2010年10月18日月曜日

葦船プロジェクト視察編

先日ヨット関係の友人から葦船の伴走を頼まれ打合せに名古屋市久屋公園「光の広場」に行ってきました。
COP10開催を機にエビス町内会主催の 市民参加型のお祭りで葦船でおかげ参りする事が最終目的になっています。
私の役割は24日に熱田区の宮の渡しで進水して29日より海上にて11月3日に伊勢の宇治山田港迄の葦船の伴走で、主は日没迄に予定地に到着する為の曳航 葦船にはトイレ・風を遮るキャビンもありませんので、乗組員の荷物・トイレ休憩・飲み物等食事の配給・緊急時の救助が主な業務となります。造船についてはカムナ葦船プロジェクトが主となり行われています。
葦船の曳航は未経験で不安な事は多々ありますが、散骨業以外に海の遊びの中でプロジェクトに参加出来る事は大変うれしく思っています。
土日の名古屋まつりで参加者も多かったので、船はほぼ完成でした。
これに舵・マスト帆が進水時に艤装されます。全長12m 重さ約1.5t 水に浸かると2tの予想です。帆に関しては帆掛け船ですので、近代的なヨットの様に風上にジグザグ進むのは不可能です。帆走するのは最高真横から少し後ろから受ける風が限界でしょうね

デッキに関しては 特別に上がらせて頂き写真を撮影しました。途中CBCテレビの方が上がって来られ急にカメラを回しながらインタビューされたので、全景を撮影するのを忘れてしまいましたが全体が葦の固まりでフラットです。サイドは葦を束ねた段差だけなので、波に揺られたら危険そうでしたが、お話を伺うと水に浸かった面が重くなり非常に安定しているそうです。考えてみれば基本的に束ねているだけですからねじれて水面となじむのでしょうね??
船底については2つの束を結束してありますので、山形の溝が中央にできています。このおかげで双胴船の様な安定感と溝の間に流れる水流直進性が生まれると思います。古代の方もよく考えたものですね
以上視察編です。
伊勢宇治山田港到着迄ブログにて順次公開して行く予定です。
興味のある方は 今後なかなか見られる機会の無い貴重な船ですので、名古屋市久屋公園「光の広場」に訪れてはいかがでしょうか
詳細は下記参照下さい。
http://kamuna.net/
http://www.yebis.net/
http://ameblo.jp/ashibune/page-1.html#main

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