2010年10月15日金曜日

人が亡くなってから仏壇は必要?

私がご供養セットを販売しようと考えている時に悩む事がありました。
3年前は厨子等のミニ仏壇に位牌が新しいご供養の形として世間に出回りつつある時でしたので、自分なりに三つ折り本尊等の本尊様があれば読経してもらえるとの確信は持っていましたが、屋根が無くても寺院さまからこれでは読経出来ない等のクレームが無い製品は?と悩んでいたと共に 厨子の中に本尊様無しの位牌だけの製品をミニ仏壇として紹介している雑誌・メーカーには寺院さんが問題無く読経できる製品が仏壇と呼べると考える私には疑問を感じました。

私の親の菩提寺に一度意見を頂こうと 当社の仏式対応ご供養セットの写真を持って相談に行きましたが、途中で来客が有り本山指定の仏壇があるからで一言で終わり 後日また時間のある時に相談下さいと話しましたが、あまり関わりたくない様な顔色なので諦めました。
こちらから失礼の無い様にと相談しているのに!! 仕事ですから家に来てこのセットで読経お願いしたら仕事ですから文句も無く読経すると思いますが、私の娘の葬儀も戒名もお願いしている寺院にしては対応が最低ですので、多分私の代では菩提寺にはなっていないでしょう。
ある日 友人宅に伺っている時に月命日の読経の為に寺院さまがお見えになった時に時間もあったのか私との話にお付合いして頂きました。
その中で一番の衝撃は 仏壇は信仰していればお寺の分身であることからもその家に亡くなった人がいなくても必要ですと やはり基本は本尊様を拝む事ですよね!! でも多くの方は位牌だけに手を合わせている様な気がするのは私だけでしょうか?
寺院・葬儀・仏壇等の供養品何もかもが本質を忘れている様な気がします。
本質を説明して省略・アレンジするのは時代の流れで拒否はしませんが、葬儀にしてもお通夜の線香・ろうそくの意味一つにしても丁寧に喪主様に説明して頂く事は基本となってほしいものです。
一時間以上お話をした寺院さまは久しぶりに今日は沢山話が出来て楽しかったと帰って行かれました。やはり基本の説明はお客様には話してあげるべきでしょうね 聞かれたら答えるではいつまでたってもコミュニケーションは成り立たないと思います。
寺院様は関係無く位牌でとの考えで 手の平サイズのご供養セットを作りました。
今の時代は位牌よりも骨壺と思います。

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